(1)生活習慣、睡眠衛生の改善
減量
肥満がある場合は減量を行う。かかりつけ医の指導のもと、無理のない食事、運動による減量に努めましょう。体重が減少すると、睡眠時無呼吸が軽症になったり完全に解消することを期待することができます。日頃の食生活を見直すことや、管理栄養士にアドバイスを求めると良いでしょう。
アルコールの制限
アルコールの作用により、舌、咽頭の筋緊張が低下しいびきが大きくなったり、睡眠時無呼吸が悪化したりします。
また、不眠(中途覚醒)を引き起こすことも知られています。

禁煙
上気道の炎症を引き起こし、いびき、睡眠時無呼吸が悪化します。喫煙は、がん(肺がん、食道がんなど)、心臓病(狭心症、心筋梗塞)、歯周病の原因にもなります。ニコチンは覚醒作用を持つので浅い眠りを引き起こします。
薬剤について
睡眠薬や精神安定剤の中には、舌や咽頭の筋緊張を低下させ、イビキ、無呼吸を悪化させるものがあります。これらの薬剤が基礎疾患の治療の上で必要な場合もあるので、かかりつけ医に相談すると良いでしょう。
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睡眠中の体位
仰向けで眠ると重力の影響により舌が落ち込みやすくなります。その結果、気道が狭まり、いびき、無呼吸が悪化します。横向きに眠ることでいびきの軽減が図れます。
(2)治療法について
いびき、睡眠時無呼吸の症状や重症度の程度にもよりますが、内科治療(CPAP治療)、マウスピース治療(歯科)、手術(耳鼻咽喉科)に大きく分かれます。詳細については、各カテゴリにて紹介します。
パートナーに若干症状があるため不安でしたが、軽度のようなので、この記事を実践してもらって様子を見たいと思います。