いびき、無呼吸の有無、日中の眠気の程度、耳鼻科領域の病気の有無について問診されます。睡眠外来(いびき外来)では、初診の際に質問票がクリニックに用意されている場合が多いです。
診察の結果、睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合には簡易検査を行い、精密検査が必要かどうか調べます。簡易検査で異常が見つかると終夜睡眠ポリグラフ検査が予定されます。1時間あたりの無呼吸と低呼吸を合わせた回数である無呼吸低呼吸指数(AHI:apnea-hypopnea index)を算出し、睡眠時無呼吸の重症度の判定を行います。
一般的には、AHIが5未満の場合を基準範囲内としています。
AHIの数値により、下記のように重症度が判定されます。
軽症: 5〜14.9
中等症: 15〜29.9
重症: 30以上
最終的には、終夜睡眠ポリグラフ検査の結果と自覚症状の評価を行い睡眠時無呼吸症候群を診断します。
