心血管疾患(心筋梗塞、脳卒中など)のリスクを
軽減させる結果が発表された。
CPAP治療を受けていない睡眠時無呼吸症候群のグループは
心血管疾患のイベント発症が多く、軽症であっても治療が
重要であることが見出された。
引用元: Buchner et al. Am J Respir Crit Care Med. 2007 Aug
睡眠時無呼吸症候群は高血圧など循環器疾患の原因となり
ますが、未治療の場合、予後に影響を及ぼすので早期治療が
大切です。
睡眠時無呼吸症候群の治療手段として効果が証明されている持続陽圧呼吸療法機器(CPAP: continuous positive airway pressure)を夜間に装着するものです。昼間は通常の生活と変わりません。CPAP治療とは一定圧を加えた空気を鼻から送り込み上気道の閉塞部位(のどが狭くなっている部分)を解除することにより睡眠中の呼吸状態を安定化させる治療です。
CPAP機器を装着した状態で終夜睡眠ポリグラフ検査を行い、適切な圧力が決定されます。イビキ、無呼吸が正常化し睡眠状態が改善するよう最適な圧が設定されます。終夜睡眠ポリグラフ検査による基準では、AHI(1時間あたりの無呼吸と低呼吸の回数)が20以上のSASにおいて保険診療を利用することが可能で、月1回の通院が必要となります。
睡眠外来(いびき外来)では、通院の際にCPAP治療機器の使用状況や治療効果の確認が行われます。その他、肥満や合併症(高血圧、高脂血症など)がある場合は、同時に治療が行われることもあります。また、定期的にCPAPの圧設定を再調整したり治療の効果を確認する目的のために、再検査の予定を話し合う場合もあります。
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