2007年03月19日

SASの検査について教えます

簡易検査

いびき呼吸や無呼吸が生じると体内が酸欠状態となります。夜間の低酸素状態を確認することで、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の有無や重症度の傾向を大まかに把握することができます。一般的には、睡眠外来(いびき外来)にて最初に行われる検査です。

自宅にて検査が可能である利点がありますが、脳波の情報がないため睡眠の状態を確認することはできません。そのため、睡眠時無呼吸症候群の重症度が過小評価されることがあります。簡易検査は睡眠時無呼吸症候群のスクリーニングに使用されますが、この検査で疑いがある場合は終夜睡眠ポリグラフ検査による評価が必要となります。

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終夜睡眠ポリグラフ検査

睡眠時無呼吸症候群を確定診断する際に用いられる検査で、病院や睡眠クリニックにて夜間に行われます。脳波、眼電図、筋電図、口・鼻からの気流、胸郭・腹壁の動き、血液中の酸素飽和度、いびき音などを終夜記録します。その他、食道内圧を測定したり、ビデオ記録することがあります。

この精密検査により睡眠の深さ、無呼吸(低呼吸)の回数や長さ、酸素欠乏の程度、不整脈の有無、脚の動きなどを同時に評価することができます。睡眠検査技師が夜間の監視を行うものはアテンド方式(Level 1 sleep study)と言われ、最も検査の精度が高いものです。

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睡眠時無呼吸症候群の治療として持続陽圧呼吸療法(CPAP:continuous positive airway pressure)が必要であると判断された場合には、CPAP機器を装着して終夜睡眠ポリグラフ検査が施行されます。その際、CPAP治療の効果判定や適切な圧の調整を行い、CPAPタイトレーションと呼ばれます。

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